自分の意思で選んで読むインターネットのニュースと日経の違い

ネット検索で読む記事はニュースを選んで読むため、偏った情報になりやすい

 

昨今のインターネットの発展によって、ニュースにおける社会での位置づけがかなり変わったのは以前紹介しました。今やほとんどのニュースは「無料」入手できる時代です。

 

わざわざ日経新聞を読まなくとも政治や経済のニュースは手軽に、しかもほとんどの情報を得られるのだから、わざわざお金を払ってまで購読する必要はないのではないか、そう考える方が増えたとしても不思議ではありません。

 

しかし、ビジネスマンにとっては、特に日経新聞を読んでいなければ、新聞特有の情報、インターネットでは得ることが出来ないメリットがあります。

 

ですので読んでいなければそうした価値ある情報が得られず仕事上でちょっとした苦労を味わう事ことにもなってしまいます。で日経新聞を読まないと仕事で苦労することがあるといのはどいった理由からなのか、考えてみたいと思います。インターネットとの比較をしながら、ビジネスマンが、あえて日経新聞を読むほうが良いという理由についてみていきましょう。

 

インターネットの世界では、起きたばかりの生のニュースだけではなく、過去、例えば1週間から1か月前に起きた事件だったり、一般的に興味を持たれている事象が取り上げらたりします。

 

これは、自分が興味を持っていることがトップ画面に表示されるというブラウザのマッチングする機能や、スマホ・PCの機能の向上による、情報の偏りすぎ弊害と言えるでしょう。

 

「今日起きたビジネスマンが注目すべき出来事」ではなく、「今日起きた様々なニュースの中で、自分が関心を持った出来事を、スマートホンを開いたタイミングでたまたま表示されたニュ-ス」ばかりをクリックし、知らずに偏った情報を選択し、読んでしまいがちになってしまいます。

 

本人が知らず知らずのうちに偏った意見や、情報ばかりを読み集めている状態に陥ってしまうのです。

日経とその他一般紙の違いはここ

そもそも日経って何が違うの?

日経の特徴は経済記事を中心にしていることです。

そんなの当たり前だろ、その経済が分かれば苦労しないって?
まあそうなんですが…日経を読む上でまず大前提として知っておいておきたいのはひとつのニュースに対して「経済とのかかわりの度合いがどれほど重要であるか」という視点で記事が書かれていることです。

他紙では扱いの大きい社会性の大きな事件・事故、例えばテロや殺人事件は小さな記事で紹介されます。逆に経済に大きな影響を及ぼすような記事は他紙より扱いは大きいですね。
常に経済をメインにした紙面づくり。これが終始一貫しているのが日経新聞なのです。

どこから読むか

「新聞は一面から読む」誰でも考えるのは当然です。

いやいや実は違うのです。読み始めたばかりのビギーナーにとっては日経の一面が読みやすいかとういとそうではないのです。というのも一面では、ニュースの重要性が高いものをピックアップし事実関係・要点を伝えているのです。

その出来事の背景を知っていないとイマイチ内容が理解できませんよね。なぜ騒がれているのか、なぜ重要視されているのか。あまりピンとこないことが多いのです。

例えば日銀が長期金利ゼロパーセント解除を発表というときに、一面では解除の時期や条件などを伝えます。しかし解除を決意した背景には何があったのか?これにより日本経済はどうなるのか?これが分からなければその記事の重要性が理解できるとはいえないでしょう。

これら背景を知るにはどうすれば良いか。あるんですねぇちゃんと背景を解説するページが。三面の『総合』面です。ここを読んでおけば、日本経済の重要なポイントや今後の流れなどの情報を効率的に手に入れられるのです。

日経の三面

日経『総合』面で背景を知ろう

日経の三面はニュース・景気の背景を詳しく伝える解説記事です。
あるニュースの断片的な事項だけ読んでいても、その背景にある大きな流れ、意味するものまではつかめません。それらを解消するためにこの三面の記事があるのです。

前日に起こったことだけを伝えるのではなく、これによりどういった影響が出るのか、今後の展開はどうなるのかをきちんと解説していますのでこれから読み始める人はぜひ読んでほしい紙面なのです。

記事多すぎ!時間かかりすぎ!

興味のない記事は読み飛ばしてOK

日経新聞の記事をすべて読もうなんて絶対考えないでくださいね。
朝刊は約250,000字、文庫本にして2冊分です。これを毎日読んでいたら他のことが出来なくなりますね。

では忙しいビジネスパーソンたちは皆どうしているのか。はい、ずばり飛ばし読みしているのです。拾い読みといっても良いかもしれません。

あなたの興味がある記事、仕事に関係する事項だけ読めばそれで良いのです。そしてその記事の全てを読む必要もありません。

新聞記事の文章は結論を先に書きます。これは新聞記者が常に締切時間・紙面のスペースを勘案して結論を真っ先に書くからです。

そのため、多くの記事は全てを読まなくても内容をつかめるようになっているのです。最初から読み、もう分かった・知りたい事が確認できたと思ったら別の記事にさっさと移りましょう。

その繰り返しで多くの記事に目を通すことが出来るわけですね。

毎日読まなきゃいけないの?

めんどくさがりのあなたへ、まとめ読みのすすめ

せっかく購読し始めた日経新聞、しかし今日も読む暇がなく物置へ直行なんてよくある話ですね。3日くらいならまだしも、、、が~ん、2週間以上ためてしまった。

そんなときは週末や休日など時間のあるときにまとめて読んでも良いですね。ニュース・事件がおきてからある程度期間をおいたほうがそのニュースの持つ背景・重要性がきちんと把握できて流れが理解しやすいこともあるからです。

第一報では速報性優先の報道がされがちになります。発表に間違いがある場合もありますしね。また、新しい情報が出てくると前の記事は読む必要がなくなることも多々ありますので、時間のないときはニュースの全体像が見えてからの『まとめ読み』もアリなんです。

一面の本当の役割

一面記事を効率よく読もう

日経新聞の中で最も重視している記事は一面に掲載されます。当たり前だとツッコミが入りそうですね(汗)要するに日本経済界に対し一番影響が大きいと思われるニュースを中心に載せるのです。

この一面を読むコツはまず見出しのみを拾って全体像をつかむことです。その後で自分の気になる記事、興味のあるニュースを読んでいくほうが隅々まで読み通すより効率よく読めます。見出しと前文だけを読んでもいいですね。

また、その日の一面のニュースが日本経済に与える影響は何だろうと推理しながら読むと記事の重要さの理解も深まります。つまりこのニュースの裏には何があるのだろう?誰が得をして損をするのは誰か?

ニュースひとつにさまざまな人間の思惑が絡んでいるわけですから、これを想像することを楽しめようになるとより読みこなせるようになります。

一面の企画記事

ひとつのテーマを掘り下げて掲載

日経新聞にはテーマを絞り深く掘り下げていく連載記事も多く扱っています。その中でも一番注目してほしいのは一面左半分(以前は左上部でしたが、最近は左中心から下部あたりに掲載されることが多いです)にある企画記事です。

その時々の社会情勢・経済の観点から抱えている問題テーマを取り上げ、掘り下げています。「年金」「会社」「株主」など重要な問題を取り上げ、詳しく解説し、課題をあぶりだすものばかりです。

こうした企画記事を読むと現在の経済界にとって問題点と重視すべきテーマがわかってきます。さらに言えば日経新聞がどのようなテーマに関心を示し記事作りを行っているのかが分かります。つまり、扱っている記事イコールお金を生み出しているニュースと言えるのです。

記事自体は通常の記事よりも比較的かみ砕いて書かれていますので、読みやすく工夫されていると思います。読み始めたばかりの方でもこの記事は読みやすいといえます。普段なかなか読む時間がないという人はこの欄だけ週末にまとめ読みしても日本経済の現状を知る上で参考になります。

日経新聞の一番の肝ともいえる「企画記事」ですので、この欄だけは毎日必ず読んでほしいですね。

「きょうのことば」

小さな扱いで大きな理解を得る

3面の左下にある「きょうのことば」は一面で取り上げた記事の中に出てくるポイントになるキーワードを詳しく解説しています。

日経新聞の読み方の基本として、自分の関心のある事項のみを読み少しづつ慣れていくという方法があります。本当に基本中の基本です、読みなれている方の多くも最初はこの方法を使っています。これにより次第に経済のことが分かるようになるからです。ところがこの拾い読み方法でも壁にぶつかる場面があります。つまり見たことも聞いたこともない単語が出てきたときがこれにあたります。

例えば英語の文章の中に自分の知らない単語がひとつ出てきたときに、全体の文章の意味が分からなくなるという現象がよくあります。日経記事もこれと同じことが起こるのです。

例えば「日銀が量的緩和を解除する」という記事に出会った場合で考えて見ましょう。金融業界にある程度詳しい人でも「量的緩和」という新しいことばの意味が分からなければ記事全体の内容の理解は難しくなりますよね。

こうした問題を解決するためにうまく利用してほしいのが「きょうのことば」なのです。経済辞典などにも載っていない新語を解説したりしていますので有効に活用したいところです。

押さえておきたい日経2大テーマ 『経済』面と『金融』面

財政・税制・金融といった経済の主要テーマを扱う紙面

『総合』面の次からは分ジャンルの紙面になります。まずは『経済』面、『金融』面です。ここでは政府の経済政策、通商・金融政策、税制といった政策関連ニュースを伝えます。

日経ではTVニュースや他の新聞では取り上げられない、見過ごしてしまいがちな情報を収集し掲載しています。これは日経新聞が、その専門性ゆえに独自の取材ネットワークをもっているからできる、最大の特徴で一番の強みともいえます。

他の紙面では手に入らないこれらの情報を入手しない手はないですよね。政策という観点から経済・金融を読み解くと、さらに日本経済に対する興味と理解が深まります。まずは、経済面・金融面に目を通すことを習慣づけたいところです。見出しだけチラ見でもOKです。